今日も元気に生きてます。
山田五郎先生のYouTube動画が好きでよく視聴しています。
「山田五郎 オトナの教養講座」というチャンネル名です。
毎回西洋美術の作家や作品を取り上げて解説している内容です。
その中にドミニク・アングルという作家を取り上げた回がありました。
アングルの代表作に「グランド・オダリスク」があります。
ベッドの上でこちらに背中を向けて横たわっている女性が、こちらを振り向いている絵です。
動画の内容としては描かれた女性の背中が異常に長いのは何故か?というものでした。
「グランド・オダリスク」に描かれた女性の背中が長いというのは、作品が発表された当時から批判する人もいたらしく、個人的に読んでいた西洋美術の本から知っていました。
私はぱっとみ背中長いと全く感じないんですよね。
当時作品を批判していた人は、美術の知識がある(解剖学的な知識のある人)だと思うので、違和感がわかるのかなと思っていました。
しかし山田五郎先生の動画の中では美術に詳しくない人も違和感を感じるというかたちで話が進んでいます。
解剖学の知識が無くても、人間のかたちがすこし違うということは万人が感じることなんですね。
衝撃でした。
私そういう感性にかけているのかもしれません。
水平と垂直もよくわからないんですよね。
描きたいイメージをそのまま描くと違和感しかない人間を描くことになります。
上のイラストはイメージで、少しリアルめに描くとその下のようになります。
全然違くなっちゃうなあ。
解剖学的に正確に描くことが表現の正解ではないと思いますが、鑑賞者が鑑賞するときに人体の違和感が邪魔するのは良くないですよね。
難しいですね。
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